修道学区地域ケア会議(制度と地域の連携がもたらした事例から)

 3月11日(水)東日本大震災から4年が経ちました、この夜、京都市立白河総合支援学校東山分校ふれあいサロンで修道学区の地域ケア会議に出席しました。介護保険制度が27年4月から改正されることに伴い、新しく始まる地域ケア会議についての説明があり、その後事例報告を受け、グループワークになりました。

 事例は、おひとり暮らしの男性が腰痛が悪化し自宅で動けなくなって、たまたま高齢者見守り全戸訪問のお知らせを見て、東山地域包括支援センターにSOSの連絡されたことが始まりです。12月26日(金)に連絡を受けたものの、行政も病院も年末年始の休みになる。主任ケアマネが、食料を買い込んで自宅に届けて、休みの期間中も電話を入れて安否確認をし、年が明けてから娘さんにも連絡をとり、担当民生委員、福祉事務所高齢担当、区社協ネットワーク担当も参加して話し合いをしました。この事例は、民生委員さんが一生懸命に本人さんの将来のことを考えていただき、人脈も駆使して、退院後に娘さんと共に暮らせるようになりました。

 もちろん、関係機関もそれぞれの機能を活かしてサポートしました。

 退院の日に民生委員さんが会いに行かれたあと、その時の気持ちを書いてくださいました。『始めてのことなどもあり、不安を感じながらも様々な専門機関の方と一緒に対応することができ良かった。本人さんも退院の日にお会いしたとき「色々とお世話になりました。ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えてくれたことが、やって良かったと思いました。』という内容を教えていただきました。一人では限界がありますが、協力して対応することで上手に解決できることを確認できた内容でした。

 私も関わったひとりとして同じ気持ちです。